いしがめハウス

主にベースギターや宅録に関する話題と日々の雑記

IK Multimediaのソフトで悩む

 IK Multimediaのソフトをいろいろと使っています。Stealth Plugというハードを買って機能限定のAmplitubeを使ったのが最初の出会いで、その後Amplitubeの各シリーズを少しずつ追加購入してきました。チェックしてみるとこの15年ほどで徐々に増やして行き、Amplitube OrangeとSlash以外を所有している模様です。今ならAmplitube Maxを買えば、遙かに安く揃えられてました。まあ、IK Multimediaに限らず、宅録関係のソフトは全体的に安くなってきている印象ですが。

 IK MultimediaからDMが届き、今日20日まで期間限定でダウンロード版のMaxを安く売りますよと誘ってきます。Total Studio Maxが4万円弱で手に入る計算で、一瞬、おっ、こりゃ買いだ!と揺らいだのですが、一晩眠って今日1日考えた末、やっぱり今回は購入を見送ることにしました。


 Total Studio Maxは、AmplitubeはOrengeとSlashが追加されるメリットだけ、SampleTank3は拡張音源がすべて手に入るメリットだけ、T-Racksは、ほとんど持っていないので今回の購入メリットはそこそこあるのですが、今までWAVESもそれなりに整備しているので、宅録ですぐにすぐ必要なものが思いつかない。唯一Miroslav Philharmonik 2が持っていないものなので、購入したら今後いろいろと曲作りなどに使えるかもと、魅力を感じる訳ですが、でもよくよく考えれば、すぐにオーケストラ系の曲を作る予定もないし、そもそもオーケストラ系は楽器や演奏方法など知識がないのでソフトを揃えるよりも何より、本を読んだりCDを聞くなりして知識の蓄積の方が優先です。


 こんなことを日中あれこれ考え、たぶん今すぐにMaxは手元になくても困らないものばかりなので、今回は購入を見送ることに結論づけました。
 ソフト音源よりも今はコンデンサマイクの整備が先かな。

Amplitubeスタンドアロン不調の解消

 Amplitube4がスタンドアロンでエラーが発生し、あれこれやってみても改善せず、そうだ、Amplitube3を入れて使ってみようと思い立ちました。そしてAmpitube3をインストールしていく過程で、あることに気づきました。
 途中QuickTimeのインストールを求めてくるのですが、そういえばAmplitube4をインストールする際にこれをキャンセルしていました。特に何も考えず余分なソフトは入れまいとキャンセルしたんだと思いますが、スタンドアロンで使う場合はQuickTimeが必須のようです。Amplitube3を入れる際の英語の説明を注意深く読むとそれがわかりました。
 何てこった。
 QuickTimeの最新バージョンをインストールしてAmplitube4を起動させると・・・やっとASIOを認識してくれました。ここ数日のモヤモヤがやっと解消しました。
 ちょっとWAVを読み込んでセッションしたり、メトロノームを鳴らして練習する時なんかにこのAmplitubeは大活躍なのです。

DVDジャズベースの嗜み

 ベースギターに関する教則本やDVDを見るのが好きでちょこちょこ買っています。
 しかし、なかなか最後まで読まずに次々買ってしまって消化不良のものが溜まってきています。これはイカンと、少しずつ読み進めようと取り組んでいます。

 今取り組んでいるのは、10年以上前に買った「ジャズベースの嗜み」というDVDです。Fのブルースをとりあえず丸覚えで弾いて、何となくジャズのベースラインや雰囲気を味わってみましょうという商品です。

 映像内容を譜面にした付録が付いているので、この譜面を見ながらDVDに合わせていくような使い方をしています。2ビートで1コーラス弾く、4ビートで弾く、スピードはテンポ80で練習開始し、テンポ100まで上げていく、という感じで徐々に進めています。

 今までシャッフル系は弾き慣れていないので、スィング感覚がなかなか掴めず難しいのですが、とりあえずこのDVDは終わりまで取り組んでみようと思っています。

Amplitube4のスタンドアロンが不調

 Amplitube4を購入して使っていますが、よくやるのが、ベースやギターを練習するのにWAVファイルを読み込んで再生し、楽器を好みの音にして疑似セッションするというもの。Amplitubeはスタンドアロンで起動し、使っていく訳ですが、昨夜いつものように遊ぼうとやってみると、何故かオーディオインターフェイスがエラーで使えません。Windowsと取り合いになっているのが原因かと思ってあれこれやってみるのですが、一向に解決しない。

 プラグインとして動くかどうかStudio Oneを立ち上げてAmplitubeを読み込んでみると、何ら問題なく動作します。どうやらAmplitubeのスタンドアロンに何か問題がありそうだと見当をつけ、ソフトの削除と再インストールをやってみたり、オーディオインターフェイスのドライバを削除して再読み込みさせてみたりとあれこれやってみたのですが、1時間ほど格闘しても解決せず、昨夜は諦めました。
 Amplitubeのエラーメッセージは英語で表示されるので、自信がないもののどうやらサンプリング周波数の設定などが合っていないというエラーのようで、あれこれやったのですがダメでした。ググってもみたのですが、これといった情報にたどり着けず、ちょっと諦めムードです。
 また何か閃いて解決したら報告したいと思います。

Sadowsky Tokyo RJ4

 20代はドラムを叩き、30代に入ってからベースギターを弾くようになりました。
 最初は楽器を買うお金もなく、友人から使っていないベースギターを借りて練習していました。コツコツとお金を貯めて最初に購入したのはSadowsky TokyoのRJ4というベースギターでした。

 なぜこのモデルになったかというと楽器を貸してくれた友人が、Sadowsky TokyoのJTというベースギターを使っていて、その楽器の音が私にはとても魅力的で憧れるようになったのですが、ほどなくしてそのJTは生産が終了して入手できなくなってしまいました。JTに替わって生産されるようになったのがRJ4で、これを購入したような次第です。

 RJ4も購入前には何度か楽器屋で試奏させてもらい、ATELIER ZのM#245などと比べたりもしたのですが、私の好みの音ではなくて最終的にRJ4に決めました。

 RJ4は、入手後しばらくしてJTと同じように生産が終了しました。同時に、今度はSadowsky Tokyoブランドまでもなくなってしまい、Metrolineシリーズが展開されるようになりました。Metrolineのレギュラーモデルに対して、オーダーモデルのSadowsky TYOというのもあり、MetrolineとTYOが、かつてのSadowsky Tokyoのような立ち位置ではないかと思っています。

 このRJ4なのですが、特徴としては、Fenderの70年代ジャズベースをモチーフにしているモデルで、ピックアップの位置は70年モデルを倣っています。プリアンプはこのモデル専用品で、ハイトーンはブースト以外にカットもできるので、ローファイな音も簡単に作れたりしていろいろな現場で重宝しました。また、Sadowskyのベースは一回り小さいディンギーサイズというのが特徴のようですが、RJ4はフルサイズです。

 Sadowskyというとネックの評判が良かったのですが、実際に使ってみた感想は噂どおりだったなと感じています。使い始めてもう15年ぐらいになりますが、トラスロッドを回すことはありません。多少は動いているんでしょうが、特に弾きにくいと感じることもなく、季節や気候に関わらずトラブル知らずです。

 いい楽器なのでオーナーもあまり手放さないのか、オークションとか中古楽器サイトでもほとんど見かけません。私も死ぬまで手放さないだろうなあと思っています。
 出音のサンプルはYoutubeで「Sadowsky RJ4」のキーワードで検索するとオーナーが投稿している動画にヒットします。変に加工されている動画は少なく、楽器の特徴がよくわかる動画が多いです。興味のある方はYoutubeへ。

 

 例えば、下の動画は少しローとハイをブースとしているようですが、RJ4らしい音だと思います。

www.youtube.com

 

DAWの使用履歴と整理

 まだMDもないカセットテープが主流の時代に生きた私は、最初の宅録というとラジカセにドラムを録音し、それを再生しながら別のラジカセでベースやギターを録音して、というようなことをやっていました。その後、カセットテープを使う4チャンネルのMTRという機材を知り、これで5、6年は遊んだと思います。このカセットMTRを使った音楽制作では、まずガイドとなるリズム楽器から録音し、それを再生しながら他の楽器を重ねていくというのが一般的だったろうと思います。最初はドラムを叩いてそれをガイドにしていましたが、なかなか生ドラムを録音するのは音量が周辺への迷惑になることからいつでもという訳にもいかず、ある時リズムマシンを購入することにしました。
 ネットなどない時代ですから容易に調べることもできず、店頭で詳しそうな店員に勧められるがまま、ローランドDR-5というのを購入しました。この機材はリズムマシンといいながら音源を内蔵していたので、ドラムに限らずベースやギター、キーボードの音も打ち込め、この機材の操作でMIDI打ち込みを覚えたような気がします。
 そして、2002年頃、ようやくパソコンで音楽制作をしようと考えるようになり、最初に購入したのがローランドのHome Studio 2002というソフトでした。説明書もわかりやすく、自分に相性のよいこのソフトに出会えたのはラッキーでした。
 数曲このソフトで多重録音をして遊び、その後、ちょうどSONAR3が登場した頃、型落ちのSONAR1をオークションで購入して使っていたのですが、2007年頃、SONAR6が出たタイミングでCubaseProtoolsSONARとどのソフトをメインに使っていこうかと考えたことがありました。
 結果としてSONAR6を導入したのですが、当時の判断としては、Cubaseは他より値段が高かったこと、Protoolsは当時の手持ちのオーディオインターフェィス(以下「IF」。)では動作しないこと、SONARの操作に慣れていることなどからSONARにしたものです。
 その後、Protools9が出た時に、ハードウエアがASIOで動作することになったというので、購入したのですが、私のWindowsパソコンと相性が悪かったのか、頻繁にフリーズして、録音作業が一向に進まず、数日でお蔵入りになりました。2011年秋のSONAR X2まではリリース毎にバージョンアップをしていったのですが、X3になるタイミングでローランドからタスカムに会社が変わってしまい、バージョンアップを見送りました。
 Plutinumになってもバージョンアップを見送っていたのですが、X2が頻繁にフリーズするようになり、お蔵入りのProtools9をProtools11にバージョンアップして、Protoolsをメインに使おうと考えたところ、実際に使ってみるとSONARでは問題なく動くソフトシンセやエフェクトが、Protoolsは数個立ち上げるだけで処理能力オーバーとなって止まってしまい、これまた作業が進まず、結局SONAR Plutinumへバージョンアップしたのでした。
 2016年はSONAR Plutinumを中心に使ってきたのですが、11月末のブラックフライデーでStudio One3が安くなっており、これを購入して現在は、Studio One3がメインになっています。
 ところで、最近Cubase8.5を触る機会があったのですが、Studio One3に比べると操作が煩雑に感じられます。Studio One3は後発のソフトのため、操作がよく考えられています。起動時間も早いし、ネットなどでもサクサク動いて軽快だという記事を目にしますが、私もそう感じます。
 以上、いろいろと使ってみた感想を整理すると、
 ProtoolsはCPUにかなりの負荷がかかる印象で、プラグインをあれこれ立ち上げてリアルタイムで処理させるのは厳しいソフトだと思います。
 Cubaseは起動時間も遅いし、操作も全体的に煩雑で、Studio Oneなら1クリックで済むことが2、3クリック求められるような印象です。
 SONARは、ProtoolsCubaseに比べると、昔から使ってきて慣れているというのがあるのですが、Studio Oneに比べるとCubaseと同様に操作が煩雑な印象です。また、画面表示がStudio Oneに比べて大きめで、表示される情報が少なく、Studio Oneに慣れると窮屈な印象です。
 11月末にStudio Oneを導入し、2ヶ月ほど触ってみた結果、私にはStudio Oneが一番相性がいい感じです。Studio OneはMIDI入力がピアノロールしかないのも、慣れてしまえば、スコア入力に比べ、音符の長さを切り替えたり、思うような位置に入力できないストレスもなく、スイスイ入力できて問題ありません。
 Notion6のバンドル版を購入したので、これのスコア入力をStudio Oneで活用する使い方も実験してみたのですが、完全にソフトが一体化しているわけではないので、Studio OneにMIDIキーボードなどからリアルタイムで入力し、後から調整する方が速いです。
 2017年はStudio One中心でいろいろと作って行きたいと考えています。

ベースギターの工場出荷時の弦高

 私の愛用ベースは、Sadowsky Tokyo とSadowsky Metrolineのジャズベース、Fenderジャズベースとどれもがジャズベースです。

 最初にSadowsky Tokyo ジャズベースを購入し、その後、Fender ジャズベース、Sadowsky Metroline ジャズベースと追加してきました。

 数年前から野外で演奏する機会が増え、真夏日や雨天時の演奏もあったりして、さすがに20万円を超えるベースギターを持ち出すのがツラくて、Steinberger XT-2というのも入手はしたのですが、これはどうしても悪天候の中、演奏しなければいけない場合の緊急避難用で、普段に家で弾くことはないので、愛用という整理はしていません。

 ところで、ベースギターの弦高がふと気になったので、工場出荷時の弦高はどのくらいの設定なのか調べてみました。

 まず、Sadowskyの方は、工場出荷時というのは見つからなかったのですが、いろいろとググってみて、こんな記事を見つけたのでこれが自分の参考になりそうです。

 石橋楽器新宿店が、Sadowsky代理店の菊池さんにSadowskyベースギターを調整をしてもらったレポート記事なのですが、これによると、

「Sadowskyのベースギターは、1フレットを押さえた時に12フレット上の弦高は
1弦の上が1.6mm、4弦の上が2.0mm」

を目安にしているようです。

 購入後特に弦高を触っていない手元のSadowskyのベースをどうだろうと計ってみると、確かに4弦上は2.0mmになってました。1弦の上は、1.0mm強だったのでちょっと1.6mmよりは低いのかなという印象ですが、特にバズもないのでこれはこれでいいかと思いました。

 

 次にFender ジャズベースなのですが、これは以前にネットからダウンロードしたFenderのオーナーズマニュアルPDFを持っていたので、それを見ると、

最高弦と最低弦の両方において6/64インチ (約2.4mm) 。各弦の底面と17フレットの上面との間隔を計っているようです。

 Sadowskyの方は12フレット上、Fenderの方は17フレット上と、メーカーによって測定場所も違っているのがなかなか興味深い結果でした。

 

2017.2.10追記

 上記の「こんな記事をみつけた」の記事にリンクを付けていたのですが、ページが削除されたようで見えなくなってしまいました。記事内のリンクを削除して、下に参考になるページのリンクを新たに貼りました。

 Roger Sadowsky のセッティング記事を見つけたので追加します。

http://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/sadowsky-nyc_factory-tour-2016/index3.html