INTEGRA-7を試す
仕事がハードでなかなかブログの更新ができておりません。5月からは少しずつ自分のペースを取り戻したいです。
さて、ちょうど1年前に宅録用のマルチ音源をあれこれと物色しておりました。結果としてIK Multimedia社のSampleTank3を導入したのですが、当時、Roland社のハード音源であるINTEGRAL-7も候補に考えていました。ソフト音源だけだとスカスカになるのではないかと考え、ハード音源もあるといいかなというのが候補に考えていた理由でした。
1年前は、INTEGRA-7は18万円弱の値段で、あまりに高価すぎて手が出ませんでした。
ところが、1年経って、値段が15万円弱に下がり、オークションで使わなくなった機材などを処分したことで少し手元に資金ができたので、またINTEGRA-7に興味が沸いてきたのでした。
このゴールデンウィークに楽器屋を訪ね、INTEGRA-7の実機を試してきました。
MIDIキーボードをつないでもらい、ヘッドフォンでモニターして6000種の内蔵音をあれこれと小一時間試させてもらいました。
で、結論。
私には不要かな。
ストリングスの音など、なかなか素敵なのですが、ドラムについても手軽にいい音でトラックが作れればと考えていたのが、INTEGRA-7内蔵のドラム関係音の種類が少なく、私が愛してやまない80年代の電子ドラムの音も入っていなくて、これに15万円は払えないというのが結論です。
お店の人にドラムの音に期待してたなんて話をすると、お店の人も、ドラムで考えるなら、BFD3とかAddictiveDrums2とかの方がリアルだし音もいいしお勧めだよなんていう始末でした。
きっとソフト音源ばかりだと、音のスカスカ感とかに気付いちゃうんだろうけど、自分の場合は、ベースギターは必ず自分で楽器を弾いて録るし、ギターもアンプシミュレーターこそソフトだけどギター自体は自分で弾いて録るから、この二つの楽器だけでもスカスカ感の軽減にはつながるだろうとは思う。
おそらく私の宅録スタイルだと、録音でスカスカ感をなるべくなくすなら、オーディオインターフェイスをUAD社のApollo Twinとかにしてみると、アナログ卓を通したようなリッチな音になるのかもしれないと思う。しかし、手元のRoland社のUA-55もそんなに悪い評価でもなく、壊れず動いているので、当面はこれでいきたいと考えている。
INTEGRA-7、ストリングスやピアノ音などは、とてもいい音源だと思うけど、値段とのバランスが私にはマッチしませんでした。時代はソフト音源時代となり、もうこの手の新製品はでないのかもしれませんね。
INTEGRA-7