いしがめハウス

主にベースギターや宅録に関する話題と日々の雑記

Fender 64 Jazz Bass NOSはネックの反りがひどかった

 Sadowsky Tokyo RJ4のネックは安定していて、購入してもうすぐ20年になりますが、ロッドを回す必要もなく使えています。

 Fender 64 Jazz Bass NOSは購入後、ネックが激しく順反りして原宿のリペアショップに持ち込んでで見てもらったところ、トラスロッドが利かなくて不良品のようだから保証期間内だし代理店の山野楽器へ持って行ってみたらとアドバイスをもらいました。すぐその足で銀座の山野楽器へ持ち込み、入院させました。アメリカのフェンダーに送って対応するということで、5月はじめに預けて返ってきたのは何と半年以上経った12月末でした。

 時間がかかった分、返ってきてからはネックの状態も良く、ご機嫌で使っていたのですが、退院後5年経った頃からハイポジションの反りが生じて少し弾きにくくなってきました。ロッドを回しても改善しないビビりなどの出音の不良には弦高を高めにして対応しているような状況です。

 ベースマガジンなどを読むと、プロの方はフェンダーのビンテージベースを使っている方が多いように思います。ネックは安定していてロッドを回すこともないなんて記事も目にしますし、いい個体に当たるときっとネックの状態もすこぶる良く、甘くていい音がするんだろうなあと想像します。うちのNOSはちょっとハズレだったのかもしれません。ノイズが出ちゃうのはパッシブタイプでは避けられないとして、出音自体は申し分ないので、ネックの状態があまり良くないことが残念です。

 最初にリペアショップに持ち込んだ時、店員さんから以前にもNOSが持ち込まれて同じようにネックが激しく順ぞりしていたという話を聞きました。ひょっとしたらこのモデルの多くで同様の症状が発生しているのかもしれないと思い、ネットで検索してみるとカスタムショップ製のネックが酷いなんて記事もあったりして、そもそもフェンダーのベース自体がそういうものなのかなと思うようになり、だんだんとフェンダー以外のメーカーでNOSのような出音がして、ネックが安心できてノイズが少ないベースギターがないかと考えるようになっていきました。

 FenderにしてもSadowskyにしてもアメリカ製の楽器は高額で手がでませんが、国産メーカーならギリギリ手がでるモデルもあるので、アルダーボディ、メイプルネック、ローズウッド指板のジャズベースで日本国産のものということでちょっと探してみることにしました。(続く)