いしがめハウス

主にベースギターや宅録に関する話題と日々の雑記

Amplitube4のスタンドアロンが不調

 Amplitube4を購入して使っていますが、よくやるのが、ベースやギターを練習するのにWAVファイルを読み込んで再生し、楽器を好みの音にして疑似セッションするというもの。Amplitubeはスタンドアロンで起動し、使っていく訳ですが、昨夜いつものように遊ぼうとやってみると、何故かオーディオインターフェイスがエラーで使えません。Windowsと取り合いになっているのが原因かと思ってあれこれやってみるのですが、一向に解決しない。

 プラグインとして動くかどうかStudio Oneを立ち上げてAmplitubeを読み込んでみると、何ら問題なく動作します。どうやらAmplitubeのスタンドアロンに何か問題がありそうだと見当をつけ、ソフトの削除と再インストールをやってみたり、オーディオインターフェイスのドライバを削除して再読み込みさせてみたりとあれこれやってみたのですが、1時間ほど格闘しても解決せず、昨夜は諦めました。
 Amplitubeのエラーメッセージは英語で表示されるので、自信がないもののどうやらサンプリング周波数の設定などが合っていないというエラーのようで、あれこれやったのですがダメでした。ググってもみたのですが、これといった情報にたどり着けず、ちょっと諦めムードです。
 また何か閃いて解決したら報告したいと思います。

Sadowsky Tokyo RJ4

 20代はドラムを叩き、30代に入ってからベースギターを弾くようになりました。
 最初は楽器を買うお金もなく、友人から使っていないベースギターを借りて練習していました。コツコツとお金を貯めて最初に購入したのはSadowsky TokyoのRJ4というベースギターでした。

 なぜこのモデルになったかというと楽器を貸してくれた友人が、Sadowsky TokyoのJTというベースギターを使っていて、その楽器の音が私にはとても魅力的で憧れるようになったのですが、ほどなくしてそのJTは生産が終了して入手できなくなってしまいました。JTに替わって生産されるようになったのがRJ4で、これを購入したような次第です。

 RJ4も購入前には何度か楽器屋で試奏させてもらい、ATELIER ZのM#245などと比べたりもしたのですが、私の好みの音ではなくて最終的にRJ4に決めました。

 RJ4は、入手後しばらくしてJTと同じように生産が終了しました。同時に、今度はSadowsky Tokyoブランドまでもなくなってしまい、Metrolineシリーズが展開されるようになりました。Metrolineのレギュラーモデルに対して、オーダーモデルのSadowsky TYOというのもあり、MetrolineとTYOが、かつてのSadowsky Tokyoのような立ち位置ではないかと思っています。

 このRJ4なのですが、特徴としては、Fenderの70年代ジャズベースをモチーフにしているモデルで、ピックアップの位置は70年モデルを倣っています。プリアンプはこのモデル専用品で、ハイトーンはブースト以外にカットもできるので、ローファイな音も簡単に作れたりしていろいろな現場で重宝しました。また、Sadowskyのベースは一回り小さいディンギーサイズというのが特徴のようですが、RJ4はフルサイズです。

 Sadowskyというとネックの評判が良かったのですが、実際に使ってみた感想は噂どおりだったなと感じています。使い始めてもう15年ぐらいになりますが、トラスロッドを回すことはありません。多少は動いているんでしょうが、特に弾きにくいと感じることもなく、季節や気候に関わらずトラブル知らずです。

 いい楽器なのでオーナーもあまり手放さないのか、オークションとか中古楽器サイトでもほとんど見かけません。私も死ぬまで手放さないだろうなあと思っています。
 出音のサンプルはYoutubeで「Sadowsky RJ4」のキーワードで検索するとオーナーが投稿している動画にヒットします。変に加工されている動画は少なく、楽器の特徴がよくわかる動画が多いです。興味のある方はYoutubeへ。

 

 例えば、下の動画は少しローとハイをブースとしているようですが、RJ4らしい音だと思います。

www.youtube.com

 

DAWの使用履歴と整理

 まだMDもないカセットテープが主流の時代に生きた私は、最初の宅録というとラジカセにドラムを録音し、それを再生しながら別のラジカセでベースやギターを録音して、というようなことをやっていました。その後、カセットテープを使う4チャンネルのMTRという機材を知り、これで5、6年は遊んだと思います。このカセットMTRを使った音楽制作では、まずガイドとなるリズム楽器から録音し、それを再生しながら他の楽器を重ねていくというのが一般的だったろうと思います。最初はドラムを叩いてそれをガイドにしていましたが、なかなか生ドラムを録音するのは音量が周辺への迷惑になることからいつでもという訳にもいかず、ある時リズムマシンを購入することにしました。
 ネットなどない時代ですから容易に調べることもできず、店頭で詳しそうな店員に勧められるがまま、ローランドDR-5というのを購入しました。この機材はリズムマシンといいながら音源を内蔵していたので、ドラムに限らずベースやギター、キーボードの音も打ち込め、この機材の操作でMIDI打ち込みを覚えたような気がします。
 そして、2002年頃、ようやくパソコンで音楽制作をしようと考えるようになり、最初に購入したのがローランドのHome Studio 2002というソフトでした。説明書もわかりやすく、自分に相性のよいこのソフトに出会えたのはラッキーでした。
 数曲このソフトで多重録音をして遊び、その後、ちょうどSONAR3が登場した頃、型落ちのSONAR1をオークションで購入して使っていたのですが、2007年頃、SONAR6が出たタイミングでCubaseProtoolsSONARとどのソフトをメインに使っていこうかと考えたことがありました。
 結果としてSONAR6を導入したのですが、当時の判断としては、Cubaseは他より値段が高かったこと、Protoolsは当時の手持ちのオーディオインターフェィス(以下「IF」。)では動作しないこと、SONARの操作に慣れていることなどからSONARにしたものです。
 その後、Protools9が出た時に、ハードウエアがASIOで動作することになったというので、購入したのですが、私のWindowsパソコンと相性が悪かったのか、頻繁にフリーズして、録音作業が一向に進まず、数日でお蔵入りになりました。2011年秋のSONAR X2まではリリース毎にバージョンアップをしていったのですが、X3になるタイミングでローランドからタスカムに会社が変わってしまい、バージョンアップを見送りました。
 Plutinumになってもバージョンアップを見送っていたのですが、X2が頻繁にフリーズするようになり、お蔵入りのProtools9をProtools11にバージョンアップして、Protoolsをメインに使おうと考えたところ、実際に使ってみるとSONARでは問題なく動くソフトシンセやエフェクトが、Protoolsは数個立ち上げるだけで処理能力オーバーとなって止まってしまい、これまた作業が進まず、結局SONAR Plutinumへバージョンアップしたのでした。
 2016年はSONAR Plutinumを中心に使ってきたのですが、11月末のブラックフライデーでStudio One3が安くなっており、これを購入して現在は、Studio One3がメインになっています。
 ところで、最近Cubase8.5を触る機会があったのですが、Studio One3に比べると操作が煩雑に感じられます。Studio One3は後発のソフトのため、操作がよく考えられています。起動時間も早いし、ネットなどでもサクサク動いて軽快だという記事を目にしますが、私もそう感じます。
 以上、いろいろと使ってみた感想を整理すると、
 ProtoolsはCPUにかなりの負荷がかかる印象で、プラグインをあれこれ立ち上げてリアルタイムで処理させるのは厳しいソフトだと思います。
 Cubaseは起動時間も遅いし、操作も全体的に煩雑で、Studio Oneなら1クリックで済むことが2、3クリック求められるような印象です。
 SONARは、ProtoolsCubaseに比べると、昔から使ってきて慣れているというのがあるのですが、Studio Oneに比べるとCubaseと同様に操作が煩雑な印象です。また、画面表示がStudio Oneに比べて大きめで、表示される情報が少なく、Studio Oneに慣れると窮屈な印象です。
 11月末にStudio Oneを導入し、2ヶ月ほど触ってみた結果、私にはStudio Oneが一番相性がいい感じです。Studio OneはMIDI入力がピアノロールしかないのも、慣れてしまえば、スコア入力に比べ、音符の長さを切り替えたり、思うような位置に入力できないストレスもなく、スイスイ入力できて問題ありません。
 Notion6のバンドル版を購入したので、これのスコア入力をStudio Oneで活用する使い方も実験してみたのですが、完全にソフトが一体化しているわけではないので、Studio OneにMIDIキーボードなどからリアルタイムで入力し、後から調整する方が速いです。
 2017年はStudio One中心でいろいろと作って行きたいと考えています。

ベースギターの工場出荷時の弦高

 私の愛用ベースは、Sadowsky Tokyo とSadowsky Metrolineのジャズベース、Fenderジャズベースとどれもがジャズベースです。

 最初にSadowsky Tokyo ジャズベースを購入し、その後、Fender ジャズベース、Sadowsky Metroline ジャズベースと追加してきました。

 数年前から野外で演奏する機会が増え、真夏日や雨天時の演奏もあったりして、さすがに20万円を超えるベースギターを持ち出すのがツラくて、Steinberger XT-2というのも入手はしたのですが、これはどうしても悪天候の中、演奏しなければいけない場合の緊急避難用で、普段に家で弾くことはないので、愛用という整理はしていません。

 ところで、ベースギターの弦高がふと気になったので、工場出荷時の弦高はどのくらいの設定なのか調べてみました。

 まず、Sadowskyの方は、工場出荷時というのは見つからなかったのですが、いろいろとググってみて、こんな記事を見つけたのでこれが自分の参考になりそうです。

 石橋楽器新宿店が、Sadowsky代理店の菊池さんにSadowskyベースギターを調整をしてもらったレポート記事なのですが、これによると、

「Sadowskyのベースギターは、1フレットを押さえた時に12フレット上の弦高は
1弦の上が1.6mm、4弦の上が2.0mm」

を目安にしているようです。

 購入後特に弦高を触っていない手元のSadowskyのベースをどうだろうと計ってみると、確かに4弦上は2.0mmになってました。1弦の上は、1.0mm強だったのでちょっと1.6mmよりは低いのかなという印象ですが、特にバズもないのでこれはこれでいいかと思いました。

 

 次にFender ジャズベースなのですが、これは以前にネットからダウンロードしたFenderのオーナーズマニュアルPDFを持っていたので、それを見ると、

最高弦と最低弦の両方において6/64インチ (約2.4mm) 。各弦の底面と17フレットの上面との間隔を計っているようです。

 Sadowskyの方は12フレット上、Fenderの方は17フレット上と、メーカーによって測定場所も違っているのがなかなか興味深い結果でした。

 

2017.2.10追記

 上記の「こんな記事をみつけた」の記事にリンクを付けていたのですが、ページが削除されたようで見えなくなってしまいました。記事内のリンクを削除して、下に参考になるページのリンクを新たに貼りました。

 Roger Sadowsky のセッティング記事を見つけたので追加します。

http://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/sadowsky-nyc_factory-tour-2016/index3.html

 

Studio One3でのMIDIデータの複製

 Studio One3の解説本を眺めていたらまた発見。

 MIDIを入力してコピーするのに範囲を指定してCtrl+Cをしてから、貼り付けたい場所を指定してCtrl+Vで複製するか、マウスを使うならAltを押しながらドラッグしてコピーしていました。

 Studio One3では、Dキーを押すだけですぐ右隣にコピーされることを発見して、
これがドラムトラックなどではとても便利です。

 マウスと使うコピーはSONARでも同様のことができ、SONARの場合はCtrlを押しな
がらドラッグします。

 Studio One3でもCtrlを押しながらコピーすることができるのですが、SONARと違うのが、Ctrlを押しながらのコピーはリンクされたコピーとなり、コピー元でもコピーでもどちらか一方のMIDIデータを修正すると、もう片方のMIDIデータも同時に修正されるという動作をするので、私のようにStudio One3もSONARも両方使うユーザーは注意が必要です。

スタイルノート社「Studio One 3ガイドブック」

 Studio One3を使うようになって、SONARの操作感覚で何となくは使えているもの
の、やはり時々戸惑うこともあって、解説本を買うことにしました。

 ネットで検索すると数冊がヒットするのですが、書店で実際に中身を確認した結果、私はスタイルノート社の「Studio One 3ガイドブック」というのを購入しました。

 リットーミュージック社の「Studio One 3.3徹底操作ガイド」も候補だったのですが、少し字が小さくて情報量が多いので、パッと見て理解するのはスタイルノート社の方がいいかなという判断です。

 ソフトのバージョンが3.2になってその差分情報はサイトからPDFでダウンロードできますし、著者のブログもあってソフトの情報を得るのに重宝しています。


差分情報ファイル
http://www.stylenote.co.jp/books/isbn978-4-7998-0147-5.html

著者のブログ
http://s1guidebook.blogspot.jp/

Studio One3 操作メモ(同じノートの一括選択)

 cakewalk SONARを長い間メインに使用してきました。

 MIDIのピアノロールに慣れていて、Studio One3に移行した際、ピアノロールで入力や修正をする場合にいろいろと戸惑ったのですが、一番戸惑ったのが、ピアノロールにおいて(Studio One3にはピアノロールしかありませんが)のMIDIノートを修正する際、同じノートの選択が簡単にできないことでした。

 SONARの場合、ピアノロールにおいて左端の鍵盤画像を普通にクリックするだけで、そのノートのデータがすべて選択されます。

 Studio One3の場合、1音1音をShiftを押しながら選択していくしかなくて、不便だなあと思っていました。

 年末にStudio One3の解説書を1冊購入し、パラパラ眺めていると、この同じノートをすべて選択する方法が載っていました。これは嬉しい。

 方法は、Wiondowsの場合、CtrlキーとAltキーを押しながら左端の鍵盤をクリックすると、そのノートデータがすべて選択されます。

 ドラムトラックでは、同じノートにスネアドラムがあったりハイハットがあったりして、他の音に変える場合にこの同じノートデータが一括で選択できなくて不便だったのが、このCtrl+Altのやり方で解消です。